よく使われる【タンニン】
タンニンって何だ?と思われる方の多いはずです。
天然タンニンは【渋】の事です!。
良く使われるものは
などの樹皮や木質部から抽出される渋味成分で、
植物から抽出するので「植物性タンニン」と言います。
渋の種類や性質は千差万別ですので、すべての渋がなめし剤で
使用できるわけではありません。
そもそもタンニンと言われても、いまいちピンと来ないかも!
実はこちらワインに豊富に含まれていて、健康に良いとも言われている
あの成分なんですよ
そう、「ポリフェノール」なんです。
タンニンはポリフェノールの一種になります。
ポリフェノールに属する渋味成分は殺菌効果、抗酸化効果があり、
それを利用して皮を鞣します。
「植物性タンニンなめし」
自然に優しく公害が少ないのが特徴です!
手作業の部分も多く、かなりの重労働になります
手間をかけるためなめしだけありで1ヶ月以上かかることも多いそうです。
非常に効率が悪く、大量生産ができません。
その分、革を使っていくと輝きなどに違いがでてきます。
他のもクロームなめしという方法もありますがこちらは3価クロムなどの
化合物を利用してなめします。
またタンニンと化合物の両方を利用した「混合鞣し」と言う方法もありますよ
「鞣す(なめす)」
動物の皮の状態から、皮を腐らないように加工する工程のことです。
つまり[皮]から「革」へ変化させる事です!!
元々は倒れ死んでいる動物の上に、自然に木の葉や木の実などが覆い被さり
月日が経つと「革」がきれいに残っていた。
それを、エスキモーだかインディアンだかが見つけ、
皮を腐らなくする加工法を思いついたそうです。
【タンニンなめしの特徴】
何と言ってもその比類なき頑丈さだといえます。
但しこれは表面に傷が付きにくいということではなく、
素材自体の堅牢さという意味で、むしろ表面には傷が付きやすいといえます。
ですが表面に付いた傷がむしろ革らしい味わいを増すという点で、
ある意味お得な素材ともいえるかもしれません。
ベジタブルタンニンでなめした革は他の革と較べ
組織の繊維が非常に密に絡まりあっているので、
比較的重く、そして初めのうちはごわごわして固い感じがします。
しかし使い込んで繊維がほぐれてくると、
丈夫さはそのままでしなやかに柔らかくなり、
使用環境に応じて徐々に馴染んできます。
こうして適度にくったりとした柔軟性をもつと、
新しい革では見られないような味わいが生まれ、
使い込むほどに手放しがたくなってきます!
手間をかけ製品になり
それを自分でまたオリジナルレザーにする。。
レザー好きにはたまらな逸品です。
そんなまめまめ知識でしたm(_ _)m
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